「どうやって美味しいお茶を淹れるの?」
「お茶の種類によって、どのくらいの温度がベストなの?」
せっかく買ったお茶を、家庭でも簡単に本格的な味わいで楽しみたいですよね。
こんにちは、Chaswear茶思維のルイルイです。今回は、お茶を美味しく淹れるための要素について解説します。それを知るだけで、同じ茶葉でも味わいがぐっと変わります。
そこで私は今回、お茶の味に影響する3つの要素、適切なお湯の温度、お茶の量や抽出の時間
を伝えます。基本をしっかり押さえて、日常のティータイムをもっと楽しく、美味しくしましょう。ぜひ最後まで読んで、お茶を美味しく淹れてみてくださいね。
この記事に執筆者
ルイルイ
中国国家高級茶芸師、茶席プロデューサー、文化発信インフルエンサー。茶文化と食文化の歴史に関心が深く、特に中華料理(広東料理)とお茶のペアリングを研究しています。日本茶道遠州流も習得しており、日本と中華圏の茶文化の比較や文脈を解説するのが得意。
お茶の味に影響する3つの要素
実は入れたお茶の風味は以下の3つの要素に大きく影響されます。お茶の種類や特性によって適切な組み合わせがあります。
- お湯の温度
- 茶葉の量
- 抽出時間
1. お湯の温度
「高すぎるお湯で淹れて苦味が出てしまった…」「逆に温度が低すぎて、風味が感じられない…」そんな経験をしたことはありませんか?
実は、お湯の温度が高いほど、お茶の成分がよく溶け出し、味が濃くなります。逆に、温度が低いと成分が少なく溶け出し、お茶の味は薄くなります。一般的には、香りを楽しみたい場合は温度を高く、甘みを楽しみたい場合は温度を低くすると良いでしょう。また、お茶の種類によって、美味しく淹れる適切な温度も違います。
- 青茶(烏龍茶): 95°C~100°C
- 紅茶: 90°C~95°C
- 白茶: 85°C~90°C(特に90℃が最適)
- 黄茶: 80°C~85°C
- 緑茶: 80°C~85°C
- 黒茶(普洱茶): 100°C
2. 茶葉の量
茶葉の量もお茶の味に影響します。茶葉とお湯の比率は、茶葉の形状によって異なります。目安としては、蓋碗と急須の底が見えないくらいが適切です。
- 細長い棒状の茶: お湯 1:25
例: 100mlの急須で淹れる場合、4gの茶葉を使用します。 - 半球型の茶: お湯 1:15
例: 100mlの急須でウーロン茶を淹れる場合、約7gの茶葉を使用します。
3. 抽出時間
抽出時間は、お茶の味わいを大きく左右します。特に半球型の茶葉の場合、茶葉が開くまでに時間がかかるため、初めての煎では少し長めに抽出します。
- 第1煎目: 60秒〜75秒
- 第2煎目: 50秒〜65秒
- 第3煎目: 60秒
- 第4煎目以降: 1煎ごとに10秒ずつ時間を加えていきます。
美味しく淹れるために…100%の正解がない?
上記紹介した基本を押さえることで、ある程度でより美味しいお茶を楽しむことができます。
実はお茶を淹れる際には、その日の気温や湿度、お茶葉の状態、また自分の好みに合わせて微調整することが大切です。
筆者が最初にお茶を学んだ時、キッチンスケールやタイマーを使って、茶葉の重量や抽出時間をきっちり測り、体感するトレーニングをしました。ある程度で慣れてきたら、自分や相手の好みなどに合わせて調整しています。
もちろん、家庭で気軽に楽しむ際には、そこまで厳密にする必要はありません。自分の茶器を使って、目安を測りながら少しずつ調整していくと、自然と自分に合ったお茶の淹れ方が身についていきます。
また、お茶お淹れる道具も大事!
お茶を美味しく淹れるためにお茶の道具が欠かせないですね!こちらの記事ではお茶の基本道具を紹介しています。ぜひご覧ください!
最後に
いかがでしょうか?今回紹介して3つの要素を意識して、早速お茶を入れてみましょう!百聞は一見に如かず、実際に手を動かしてお茶を淹れてみることで、さらに深くその魅力を体感できるはずです。そこで、Chaswearでは、気軽にお茶を淹れる体験から、本格的に茶芸を学ぶ講座まで、幅広く提供しています。実際に体験することで、自分にぴったりのお茶の淹れ方や、お茶道具の使い方をマスターできるでしょう。
参加者専用のオープンチャットでも随時、お茶の淹れ方に関する相談を受け付けていますので、ぜひご参加ください!実際にお茶を淹れて、香りや味わいを直に感じることで、あなたのティータイムがもっと特別なものになること間違いありません。一緒に美味しいお茶の世界を楽しみましょう!