2025年5月、茶思惟日本学院が主催する「紅茶とチョコレートの世界を旅する90分」が無事に終了しました。ご参加いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
今回の体験会では、紅茶とチョコレートという異なる分野の嗜好品を組み合わせ、そのペアリングから生まれる味覚の変化を楽しみました。
紅茶とチョコの豪華ラインナップ
- 雲南古樹紅茶(中国・雲南省)
- 正山小種(中国・福建省)
- 紅玉紅茶(台湾)
- アッサム紅茶(台茶8号/台湾)
- ダークチョコ(ココア92%)
- ダークチョコ(ココア65%)
- ミルクチョコ(ココア32%)
- ホワイトチョコ
- キャラメルチョコ(アーモンド入り)
- ルビーチョコ(ベリー入り)
味わいの変化と感性を育む時間
まずは紅茶単体の味を体感し、その後にチョコと合わせてのペアリングを実施。味の変化に驚く声や発見が会場中に響きました。
また、茶思惟オリジナルの風味チャートを活用し、参加者は自分の感じた風味を「ことば」で表現・共有することで、味覚について言語化し、新たな気づきが生まれました。
印象に残るエピソード
「普段は絶対に選ばない92%のビターチョコと、あまり得意じゃない燻製香の紅茶。でも、この組み合わせだけは美味しいと思えたんです。」
まさに、味覚の可能性が広がる瞬間でした。
紅茶やチョコレート単体では出会えない風味の重なりが、「組み合わせる」ことで豊かに広がっていく。そこには、無限の味覚の可能性と、思いがけない発見があります。それこそが、私たち「茶思惟 味覚Labo」が目指している世界です。それが味覚Laboの本質です。
紅茶の背景を知ることで深まる味わい
講師の欧文(オーウェン)からのミニトークでは、紅茶それぞれのストーリーも紹介されました。
- 正山小種:偶然の失敗から誕生した世界初の紅茶
- 紅玉紅茶:台湾地震をきっかけに開発された“復興の品種”
- 台湾アッサム:日本が持ち込んだインド起源の品種

先生が紅茶の背景について解説
人気のペアリング例
- 雲南紅茶 × ミルクチョコ:まるでミルクティーのような優しい甘み
- 正山小種 × ナッツチョコ:燻香とナッツの香ばしさが共鳴
- アッサム × ルビチョコ:ベリーの酸味で全体がフルーティーに
- 正山小種 × ココア92%:燻香が際立ち上品なビター感に
- 紅玉 × キャラメルチョコ:紅茶の渋みに香ばしさが溶け込む
参加者の声(抜粋)
- 「感じることが多く、自分の味覚に感動しました」
- 「言葉にすることで気づきが増えました」
- 「和紙での記録がとても楽しかったです」
- 「友人と味の話をするのは初めてで新鮮でした」
今後の味覚Laboイベント
次回の【味覚Laboシリーズ】は「黒茶(後発酵茶)×チーズ」のペアリング体験です。
- 日時:2025年8月30日(土) 13:00〜14:30/15:00〜16:30
- 場所:空チャーリー亭(横浜市港北区大曽根1-23-2)
東急東横線「大倉山駅」より徒歩
初心者の方も安心して楽しめる体験型イベントです。黒茶やチーズを味わいながら、一緒に五感を磨いてみませんか?