【茶思惟日本学院・茶講座】茶の性格、器のことば──お茶と茶器の風味実験

同じ烏龍茶でも、紫砂壺、白磁の蓋碗、ガラスの急須に淹れると──
香りが語る“ことば”が変わることをご存知ですか？
花の香りが先に立つのか、焙煎香が深く広がるのか。
渋みがすっと引くのか、甘みがじんわり残るのか。
そんな変化の陰には、「器」という静かな演出家の存在があるのです。

茶には性格があり、器には表現力がある。
一杯のお茶の“本当の表情”は、茶と器の対話から生まれる作品なのです。

🌸 素材によって香りの“動き”と“印象”が変わる

まさに「香りの表情」が器によって導き出されるのです。
たとえば──

• 🔹磁器： 香りが立ちやすく、華やかでクリア
• 🔹陶器： 香りに丸みと深さが出て、どっしりとした余韻
• 🔹ガラス： 香りの変化が少なく、茶葉そのものが見えるような印象

お茶を学ぶことは、茶葉だけでなく、“香りの器”を学ぶこと。
「この香りを、どの器でひらくか？」── その問いに、実際に器を手に取りながら向き合います。

8月30日の対面講座では、器によって変わるお茶の世界を体感していただきます。
ぜひ、ご自身の感覚でその違いをご確認ください。

🧪 講座の構成

｜午前 10:30–13:30｜烏龍茶 × 茶器の香りラボ

• 3種の烏龍茶（四季春・凍頂烏龍・武夷岩茶）を飲み比べ
• 5種の茶器（白磁蓋碗・ガラス壺・紫砂壺・青磁急須・柴焼き急須）を体験
• 香りの広がり・湯のあたり・余韻の変化などを記録
• 感性ワークシートと茶器ミニ図鑑カードで視覚化

｜午後 14:30–17:30｜「私の最適器」での実践と内省

• 午前の比較を踏まえ、自分にとって最も相性のよい器を選択
• 湯の注ぎ方・香りの定着・茶液の表情などを丁寧に練習
• 感性と美意識を育てる泡茶の身体技法を体験
• 茶器を通じて“味覚の演出家”になるプロセスを学ぶ

👨‍🏫 講師陣

• 欧文先生：中国文学博士／国家高級評茶員／育達科技大学講師
• ギョク先生：中国文学博士／茶思惟芸術文化代表／茶席設計と指導の専門家
• ルイルイ：国家高級茶藝師／中日通訳・イベント企画

📍 開催情報

• 日時：2025年8月31日（日）／9月1日（月） ※両日同内容
• 会場：空チャーリー亭（詳細はお申込後にお知らせ）
• 参加費：午前・午後いずれか 14,000円／1日通し参加 26,000円（2,000円お得）
• 定員：各回6名限定の少人数制
• 言語：日本語／中国語のバイリンガル対応

👥 こんな方におすすめ

• 茶器との相性に興味がある方・初心者から中上級者まで歓迎
• 「茶葉 × 器」の相互作用を感覚で理解したい方
• 自分に合う器を見つけたい・表現方法を磨きたい方
• 静かな時間の中で五感を研ぎ澄ませたい方

🔗 お申し込み

Peatix、またはInstagramのDMから受付中。
ご質問は chaswearjp@gmail.com まで。

適した器に出会えたとき──
お茶は自らの“ことば”で語りだす。
湯の温度、香りの呼吸、余韻の節奏…すべてが鮮やかに立ち上がる。

よくあるご質問（FAQ）